ソーシャルゲーム各社の"のれん"
ソーシャルゲーム各社の業績について、最近GREEについて苦戦しているという話をよく聞く。
業績落ちたといっても営業利益ベースでは黒字だしと思ったものの、GREEについて大型のM&Aをやっていたため、「のれんの減損」だいじょうぶ?と思って調べてみました。
ソーシャルゲーム各社ののれん残高と、のれん/純資産比率をまとめてみました。まず、のれんの額でいうとgloopsを昨年365億円で買収したネクソンが大きいですね。
GREEは、ポケラボ、Opne Feint、アトランティス、Funzioといったところののれんかと思います。
のれんの内訳はわからなかったのですが、GREEはOpenFeint Funzioの2社ののれんが大きいと、一気に減損した場合は純資産が1/3毀損するという結構痛いことになりますね。
DeNAは、米国で順調とは言えないまでも持ち直しつつあるという話もあるので、しばらくは平気でしょうか。
やはりスピードの早い業界は、M&Aによる取り込みも有効である一方で、価格が高騰するケースも多く、その場合は、その後の減損リスクというのがついて回るという良い事例かと思います。