半沢直樹をいちいち解説する「元銀行員」
「半沢直樹」の感想で溢れている週明けのブログですが、いくつか読んでいて思ったことがあります。
それは「元銀行員」の方が、「取締役会で一社員の出向が議題にならない」とか「半沢が出向させられるのは当然だ」等といちいち解説しているのを読むと本当に気が滅入ります。「元銀行員」の方は、「みんなわかってないなー」という上から目線な感じで得意げに書いていますが、これを読む方は、そんなことを書いている「元銀行員」を残念な人だなと思うわけです。
刑事物ドラマにいちいちツッコミを入れる「元刑事」はあまりいませんし、弁護士ドラマにツッコミを入れる弁護士もあんまりいないのに、何故「銀行ドラマ」にツッコミを入れる「元銀行員」はこんなにたくさんいるのでしょうか?
それはきっと、銀行員や元銀行員が誰よりも「銀行員」であることやあったことにプライドを持っているのだと思います。よく「銀行員はエリートと言われる」という記載がありますが、そう言われると思っているのは恐らく「銀行員」「元銀行員」だけではないでしょうか?要は銀行員は自意識過剰なのではないかと思うのです。こういうところが、銀行の評判がイマイチだったりする理由ではないでしょうか。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/12/06
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 186回
- この商品を含むブログ (74件) を見る