読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ベンチャーCFOキャリア

サラリーマンのM&A、ファイナンス、企業業績、キャリアについての戯言

すかいらーく上場

噂されていたすかいらーくの上場承認が出ました。

そこで早速1の部を読んだのですが、かなり読み応え満載です。
いくつかあるのですが、今回は親会社でもあるベインキャピタルとの契約関係、取締役の報酬についてみてみます。

事業等のリスク」の(16)税金費用という項目で、ベインキャピタルとの間で締結されたマネジメント契約により今年と来年で計40億円を払うことになっており、それを損金計上しているが、税務当局から損金計上が認められない可能性を記載しています。もともとのマネジメント契約では年間7億円の定額報酬となっていたのが、上場により定額報酬がなくなるので、それをまとめて支払うということだと思います。
これは税務当局と揉めそうです。まずは年間7億円というマネジメント報酬の妥当性、いわゆる7億円相当の役務提供がされていたかということが焦点になるのだと思います。

ファンドとしてはキャピタルゲイン以外でも稼げる手法をこのように用意しているのがわかる良い例ですね。

また役員報酬も面白い事例だと思います。現金決済型ストックオプション(SAR)になっていて、達成されるEBITDAに応じて、報酬額が決まるというものになっています。契約期間中に連結EBITDAが250億以下になった場合は全て消滅するというルールもついているようです。

ということで次回は、銀行ローンの財務制限条項(コベナンツ)について書いてみたいと思います。